この投稿では、オーディブルで読了したこちらの本をご紹介します!
話の展開が早く、どんどんのめりこんで、ランニング中や家事をしている時はずーっと聞いてました笑。おススメです!
オリバー的おすすめ度:★★★★☆
こんな方におすすめな本です。
リクルートの強さの源泉、企業文化を知りたい方
リクルートと競合する会社にお勤めの方(←わたしです笑)
ベンチャー創業者の壮絶な人生を模擬体験したい方
本書を読もうと思った理由
Twitterで面白いというレビューを見て気になってて、オーディブルで聴けることが分かって、手に入れました。一気読みならぬ、聴きをしてしまいました。
内容
「江副浩正」リクルートの創業者であり、戦後最大の疑獄事件といわれるリクルート事件を起こした張本人。
ちなみに、本書では8兆円企業をリクルートをつくった男と呼ばれていますが、12月1日時点でリクルートの時価総額は11兆円を超えで、国内4位。本書の中にも出てくるNNTをも上回っています。つよぉ。
https://r.nikkei.com/markets/ranking/caphigh
江副氏がどのようにしてリクルートを創業し、新たな産業を生み出し、育てていき、そしてなぜリクルート事件を引き起こすようになったのかが描かれています。
感想(特に興味を惹かれた箇所)
▼リクルートの強さの厳選:ビジネスモデル×人材×高収益
自分自身も広告営業をしながら、リクルートと競合することがあるのですが、やっぱ強いなと思います。その強さは、広告予算をかけても成果が出るビジネスモデル。また、大きな広告予算を預かるだけ人材がいること。そして、大きな広告予算を預かるからこそ、高収益な事業となり、それを人材に投資し、事業を伸ばしていくことが出来るなと。
▼情報産業の産みの親
今でこそ、広告だけが掲載されているスーモやゼクシィのようなメディアは当然ですが、当時としてはとても画期的であり、メディアごとにターゲットが明確だからこそ、広告効果も抜群だったそうです。そして、その本を無料で配る手法も画期的だったんだなーと。全国の大学に「企業への招待」の配本網を築くエピソードはとても面白かったです。
▼採用狂
採用費として年間60億円をかけていたそう。時には、理系人材を獲得するために当時は珍しかったスーパーコンピューターを2台導入し、それを採用費として計上したという。優秀な人材を採用するために、そこまでするのか。まさに採用狂。
▼社員皆経営者主義
「君はどうしたいの?」常に社員に問いかけるようにして、当事者意識を植え付けた。
ダイエーの中内功がリクルートのような若くて勢いがある会社(当事者意識のある会社)を創りたいと、言った言葉が印象的でした。
本書からの学びと今後実践しようと思うこと
江副さんに関する本やリクルート出身の方が書いた本を今までも読んだことがありましたが、本書では、よりコアになるリクルートの精神(リクルートマンシップ)を感じることが出来ました
「自分ならどうするか?」を仕事をする中でも常に意識していきたいなと。
そして、江副さんの生き様を見て、晩節を汚さないことは大事だなと。どれだけ成功した人生を歩んだとしても、終わりがよくなければ、残念な印象を持ってしまうので。
お酒、異性、お金(名誉)で人は変質をしてしまうと感じたので、何かの拍子で人生が大逆転したとしても、清い生を歩んでいきたいなと思いました笑
最後に
今回は書評ということで、起業の天才!: 江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男の紹介をさせてもらいました。話の展開も早く、のめりこんでしまった本なので、是非手に取っていただけると嬉しいです。
どうも、ありがとうございましたー!